iNの活動記録

初めまして、自然科学部OBのiNです。見たまま、感じたままに書いてますので、間違っていたらごめんなさい。

卒論まで書き終えてMacは九工大で使っていけるのか考える

 さて、更新頻度が低すぎてもはやなんのためのブログかわからないような感じになっておりますが、久しぶりに更新したいと思います。iNです。お陰様で無事に卒論を書き終え、発表まで終わりました。残すところ、卒業式となりました。卒論を終えて、九工大Macを使用してきた感想をここであげたいと思います。このまま、大学院へ進むので就活はしてません。就活でどうなのかは、来年以降に書きます。(この約束守れるのか…)

 初めに断っておきますが、九工大Macが使えるなんて保証はしません。大学はAppleシリコンのMacは推奨していませんし、使えないソフトがある可能性を明言してます。これを見てMacを買う方はくれぐれも自己責任でお願いします。

 先に使用してきたMacを紹介しておきます。

使用してきたMac

MacBook Pro 15-inch 2016

 CPU Core i7-6920HQ

 ストレージ 1TB

 メモリ 16GB

 グラフィックス Radeon Pron 455

 

MacBook Pro 16インチ 2021

 M1 Max 10コアCPU 32コアGPU

 メモリ 64GB

 ストレージ 1TB

 

 まず、初めに大学生になったタイミングでMacを買ったわけではありません。もともと、中学からロボットをしていた関係で大学入学前からMacを使用して来ました。さらに言うと自分が入学する時に、大学からの資料の中にはMacも対応していることが書かれていました。もちろん、生協パソコンにもMacがありました。古い方のMacでも十分にスペックを満たしていたので、Macでいいやと思っていました。しかし、2年の終わりぐらいにパソコンの画面が黄色く変色するトラブルに見舞われ、Appleに連絡して買い換えだと言われて、買い換えました。ただ、この時すでにAppleシリコンに変わり始めで、大学からもAppleシリコン対応してないことが言われてましたが、Macが良かったのでトラブル覚悟で購入した次第です。

 さて、大学の授業や研究室ではどうだったのかについて書いていこうと思います。

 授業から話していこうと思います。九工大で利用している成績などの通知が来るLiveCampusや授業資料の配布や小テストなどで使用するMoodleも問題なくアクセスできますし、VPNを利用して大学外からも成績情報にアクセスすることができました。また、遠隔授業(今はほとんど対面だと思いますが)で使用するZoomも問題なく使用できます。ここら辺はiPhoneiPadからも利用できるので当たり前な感じもします。しかし、Moodleで授業映像を見ていた時Safariでは一部の動画で音声が聞こえず、Google Chromを使用して授業を受けたことがありました。今、対応しているのかまでわかりません。LiveCampusに関してはSafariは非対応です。見れるんですけどね。
 授業でよく使うOffice系は問題なく使えています。まあ、他の人もよく言ってますし、Appleが使えるとCM流してますからね。大学1年の時にPowerPoint(以下、パワポ)やWordの資料渡すと形ずれましたが、結構なくなりつつあります。また、Officeのライセンスが大学から渡されるので、入ってないパソコンを購入してもここで問題になることはないかなと思います。
 ただ、プログラム系の授業では、問題になったりならなかったりというのがあります。ソフト入れてプログラム書くときにMacWindowsとでは、書き方が違ったりするので、そこは調べて自分で対応する必要があります。機械学習やAI関係し始めるとGPUで処理させないと処理速度が遅いなどありますが、これってWindowsでも一緒なので、Mac特有の問題ではないですね。ただ、GPUに処理させるコードが違うんでここら辺は頑張って調べました。親切な先生だと、教えてもらえるのですが…。

 授業に関しては、特に問題なかったですね。それに対して、研究室ではそうもいかなかったんですよね…。

 研究室で使うソフトの大半がMacに対応してません。パラレルでゴリ押した時(過去ブログ参照:M1Macは本当に大丈夫だったのか - iNの活動記録 )もありましたが、そうもいかないこともありました。ここら辺は研究室のパソコンを使ってるので、自分がMacでも問題なかったです。しかし、タブ切りテキストの扱い方が違ってMacでうまくできずに計測機器に繋がってるWindowsを使って書き換えてましたね。さらに言うと自分のMacはUS配列なんですよね。なので、記号の位置が違いすぎて打つ時にめっちゃ探します。
 あと、研究室でモニターを貸してもらえるのですが、対応してないモニターが多くてほとんど映らないみたいなことがありました。対応してたモニターがあったのでそれを借りてます。これ、研究室のモニターだったでまだ良かったのですが、プロジェクターが使えないとかなると研究発表に差し支えます。現状、いくつかの教室で発表を行い、全て使えてますが、過去に先生がMacで映らなかったという教室があったので要注意です。

 スペックに関してですが、新しいMacは授業に使うだけって考えるなら過剰スペックなのは間違い無いです。購入時は、ロボット製作時にシミュレーションをする目的でした。古いMacですら現在工学部の推奨スペックに近いです。CPUの表記がすごくアバウトなのでなんとも言えないですし、Wi-Fiのスペックが満たせてませんが。

www.kyutech.ac.jp

 研究でプログラム使って解析するときは、新しいMacのフルスペック使って対応してました。研究室に解析用のパソコンがあるなら必要ないです。こればっかりは研究室次第ですね。GPUで解析する時には大学にネット接続されたGPUがあってそれを使うとシミュレーション系の研究室にいる子に聞きました。
 授業でAIを使った時にもフルスペック使いましたが、ネット上で実行することで所有するパソコンのスペックに依存せずに処理できるので、ここでも必ず必要とは言えないと思います。
 使うソフトがMac対応していて授業や研究室で論文書いたりデータ整理するためにMacを新しく買うならM3でも問題ないと思います。なんならM1でも問題ない気がする。
 3DCADとか使用するとなるとどうしても生協パソコンとかでは厳しいのではないかなと思います。使えなくはないが複雑なもの作ると重くなってカクカクする。大学の推奨スペックにグラフィックスの指定がないですし、生協パソコンには内蔵のGPUしかないのでここは仕方ないと思います。生協パソコンはスペックで買うというより保証が手厚いので買うものだと思うのでスペックが低いとかいうのが間違ってる話ではある。

 Macで困ることで一番に挙げられるのは、拡張性の問題だと思います。MacBook AirだとポートがThunderboltしかないので変換は必須ですね。MacBook ProHDMIがありますが、USB-Aはないのでもちろん変換必須です。USB使ってデータ渡したりすることもあるので、変換がないのは詰みます。

 逆にMacで良かったのはバッテリー持ちだと思います。古いMacはダメですが…。Appleシリコンのパソコンのバッテリー持ちはすごく助かります。パソコンを使用する授業って結構あるんですが、教室に電源がないことがあるんですよね。情報系は電源がある部屋ですることが多いと思うのでいいんですが、授業でちょっとパソコン使うみたいな授業の時は電源がなくて困ります。映像授業とかオンライン授業が対面授業の間にある時とは電源難民になります。バッテリーがない。なのに次の授業でMoodle使って試験がある。なんてことが起きれば詰みます。対策は、部活に入って部室で受けるとか、図書館の電源がある机で受けるとかになるでしょうか。部室も教室と近いならいいですが、遠いと部室に行くまでに授業が始まるとかなると、完全な解決策にはならないですね。図書館は教室から近いですが、電源のある机って人気なので、すぐ埋まってることも。PD対応のモバイルバッテリーで対応する手もあります。まあ、金で解決してますが。

 ぐだぐだと書いてきましたが、Macでも案外なんとかなる。ただし、自分で調べて対応したり、課金したりが必須ですが。

 個人的には、パソコンなんて道具なんでうまく使えることができればなんでもいいと思ってます。MacでもWindowsでも。好きなのを使えばいいと思います。

 最後にも、お話ししておきますが、九工大Windows使えって言ってますからね。工学部に関してはMacでもいいよ。でもAppleシリコンはだめって言ってますからね。情報工学部はMacだめって言ってますからね。このブログ見せてMacでも案外なんとかなるって書いてあるって言っても対応してもらえないと思います。